バンドコンセプトにもあるように天使を彷彿させる白くさわやかなサウンドをもっとも得意としていた。前向きなメッセージ性の楽曲が多く、 優しく背中を押してくれるかのような印象を与えてくれる。また楽曲制作においてメロディを最重要視していて、 思わず口ずさみたくなるような魅惑的な旋律をたくさん残してくれた。
Vo:akito
甘く優しく力強い歌声の持ち主。ファルセットやシャウト、濁声等はほとんど使用せず、
あくまで地声の響きを活かした歌唱を主軸においているのがAkitoさんのスタイルである。歌詞は恋愛をテーマにする事が多く、
彼ならではの優しさや恋愛への解釈や考察を歌っている。
Gt:萌、Tsuyoshi、優恵、あーや
V系の中では比較的に純なロクウサウンド姿勢なギターサウンドといた印象をうけるはずである。
これはメロディを最優先する彼らのスタイルと深く関係していると思われ、akitoさん(Vo)のメッセージ・表現の立役者になっている。
ギターソロにおいてもテクニカルな演奏に傾倒する事はなく、やはりメロディアスでとても聴きやすいフレーズが多い。
Ba:Tsuyoshi、fumi、yukkiy、彩
ボーカルのメロディラインやドラムのリズムパターンに合わせたベースアプローチを好んでおり、
全体のバランスを考慮したベースラインを意識していたと考えられる。
これはAILE全体の特徴でもあるのだがサビメロで際立って手数を増やし躍動感のある盛り上げ方をするような手法を好んでいる。
Dr:kosuke、匠
AILEのサウンドを聴いていただくと煌びやかなイメージを持つ方が多いはずであるが、
その一因にはシンバル系(ハイハット・クラッシュ・ライド)の重用が内包されていると考えられる。
拍の頭やアクセント部に効果的に使用していて、ショットの強弱もしっかりとつけているので派手派手な印象にはならず心地よくサウンドに馴染んでいるはずである。
1.White end(メロディアス:5、攻撃性:1、V系世界観:5)
ライブで良く演奏されていたメロディアスと疾走を両立させているAileの代表曲。
akitoさん(Vo)が通称王子と言われた理由がこの楽曲には現れている。
「もしもこの身体が灰なり消えても、銀河の星となり君を照らすから」といった歌詞は流石の表現である。間奏後一旦ブレイクし、
ラストの間奏では転調(半音上昇)も駆使しており、飽きがこないドラマティックな楽曲に仕上がっている。
収録アルバム: 「WHITE FEATHER〜天使からの贈り物〜王子仕様」 「WHITE FEATHER〜天使からの贈り物〜姫仕様」
2.天空シアター(メロディアス:5、攻撃性:3、V系世界観:4)
前向きでメロディアス、AILEを象徴するかのような一曲。特筆すべきはギターの音色使いである。
ハーモナイザー、ディレイを効果的に用い輝かしい世界観を実現している。
また、ドラムパターンも複雑でありハイハットの使い回しがメロディに絡むように使用されており、非常に丁寧に作りこまれている事がうかがえる。
PV動画: http://nicoviewer.net/nm13305853
収録アルバム:「WHITE FEATHER U〜追憶の扉〜」
3.CRYSTAL HONEY(メロディアス:5、攻撃性:2、V系世界観:4)
AILEの優しさが詰まっているシングル曲。歌謡要素が大きく感動を誘う歌詞・和声進行である。楽曲全体のバランスが非常に高く、
楽曲のコンセプトもストレートに伝わってくる良曲である。楽曲ラストにに「語り」があるのが印象的である。
いわゆるV系らしいクセの強い感情的なものでなく素直な感じの語り方をされている。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=4jATL_WTNXI
収録アルバム:「WHITE FEATHER U〜追憶の扉〜」
4.ロマンス戦記(メロディアス:4、攻撃性:4、V系世界観:3)
AILEらしい疾走とメロディアスを両立させた爽やかな曲。ツインギターアプローチが際立っており、
特にサビのギターラインは斬新である。力強いソロギターに牽引されるパワフルな演奏も聴きどころ。
PVが可愛らしく非常にユニークなので是非ご覧頂きたい。CDではライブ音源しかないのがとても残念である。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=iO7PiucCwVg
収録アルバム:「WHITE MEMORYII〜卒業〜」 「WHITE FEATHER〜天使からの贈り物〜王子仕様(Live)ボーナストラック」
5.shooting star(メロディアス:5、攻撃性:3、V系世界観:3)
「流れ星に願ったのは〜」から始まるロマンチックな疾走曲。イントロ後「ワンツースリーフォー!」の掛け声を入れるなど
パンクロックの要素も取り入れている事が斬新である。ギターのカッティングサウンドが心地よく通常のパンクロックとはやはり違う。
楽曲のグルーヴを支えるベースも際立っている。
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=4gK3CZxSEtk
収録シングル:「shooting star(シングル曲)」 ←アルバムに含まれる事のなかった良曲です。