和を基調とするネオ・ジャパネスク・スタイルと呼ばれる音楽性を持つ。主に英語やカタカナを全く使わない歌詞や、 和製楽器を思わせるようなギターの音を中心としたサウンドを特徴としている。ビジュアル面も、活動初期は和服を着用していたことから、和の反映が汲み取れる。
Vo:一志
無類の日本文化愛好家でそれを表現するための場に用いたのが当バンドである。
あくまで和の美しさを探求しているため、基本的にシャウト、デスヴォイス等の歌唱技術やヘッドバンギングなどのライブパフォーマンスは行わない。
Gt:楓弥・真
ロックバンドではあるがパワーコードはほとんど使用せず、4弦以下の高音弦を使用したカッティングをサウンドの基軸にしている。
また琴のような音色を奏でる事も多くあるが、これはコーラスやフェイザーを使用したクリーントーンによるものである。
楓弥さんは七弦ギターを使用している。真さんはアアコースティックギターの演奏も得意としている。
Ba:女雅
リズムを刻むのが主なギターに対して様々なコード感を出す要因を作り出しているのが女雅さんのよく動くベースラインである。
非常に器用な引き回しをする5弦使いのベーシスト。本人曰く「華のあるベーシスト」を目指しているそうです。和のコンセプトを最初に提案した一人である。
Dr:白水
バンドのリーダー。音は細かく手数は多いが自己主張が大きいタイプではない。ハイハットやタムを起用に使いこなし楽曲を盛り上げている。
1.月下葬送(メロディアス:、攻撃性:、V系世界観:)
インディーズ期らしい妖艶なサウンドをした楽曲で、メジャーデビュー前に発表した最後のシングル曲である。
左右の定位から聴こえてくる一志さん(Vo)のハミングや語りも印象的。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=uq0JSkIEmn0
収録アルバム:「夜伽噺」 「Kagrra Indies BEST 2000〜2003」
2.うたかた(メロディアス5、攻撃性:2、V系世界観:4)
琴やストリングスを積極的に導入してより豪華なサウンドになった中期〜後期Kagrraの代表曲。和の美しさが良く伝わってくる。
サビメロの後にさらなるサビメロが伏せられている作りも非常におもしろく丁寧なつくりである。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=Hx3qj9czMsU
収録アルバム:「雫」
3.魔笛(メロディアス:4、攻撃性:3、V系世界観:5)
初期の代表曲。疾走するドラミングに交わるツインギター。深みのあるカッティングとフランジャーを駆使した器用な演奏の対比が美しく、その中を鮮やかにベースが動いている。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=8Ub1ToOTjik
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=h2KLKkA4Jl4
収録アルバム:「鵺」 「Kagrra Indies BEST 2000〜2003」
4.徒然なるままに(メロディアス:3、攻撃性:3、V系世界観:5)
一志さん(Vo)の美しいボーカルが堪能できる和に特化した一曲。まるで呪文を唱えるかのようなBメロは非常に印象的。ライブでは二人でカッティングを弾かなければならず滴が零れ落ちるかのようなアルペジオパートが省かれてしまっているがが惜しいところ。
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=4wi7DgA055k
収録アルバム:「彩」 「Kagrra Indies BEST 2000〜2003」
5.愁(メロディアス:4、攻撃性:3、V系世界観:4)
なぜか「和」を感じてしまう美しいピアノのモチーフから始まり、ロックサウンドが融合していくメジャーデビューシングル。着目すべきはAメロ、Kagrraらしい繊細できめ細かな演奏が見事である。記念すべきメジャーデビューシングル。
PV動画: http://www.nicovideo.jp/watch/sm13930646
収録アルバム:「京(album mix)」