初期の音楽は「近親相姦」「いじめ」「異常性愛」「猟奇殺人」「堕胎」「引きこもり」などの社会の暗部や土俗性を主題を扱い、 それら悲劇の画き方自体にあるサーカス・見世物小屋めいた側面を強調した作品が中心だった。その後終末的な世界観や耽美的要素を持ち込み、 演劇的なアプローチを加えて、幅広い表現を志向するようになる。インディーズに戻った現在は再び以前のダークな世界観に回帰。 更に元来の和風の意匠を用いたハードロックに加え、オールディーズのロックやサイケデリック・ロック、ディスコ、ファンク、ミュージカルなど、 様々な音楽性を「アングラ」なセンスで取り込んだ音楽性をみせている。
Vo:犬神凶子
たまに作詞を手がけるフロントレディー。特徴的なメイクと声で客を魅了す女性。
高校の頃はお葬式というあだ名がつけられるほどの大人しい性格だったとのこと。
恐怖心をあおる語りが特徴的ではあるが、歌唱力も高く安定している。
Gt:犬神情次
カッティング奏法を駆使したいぶし銀のような味わい深いフレーズ作りを好む。
カッティングの和声を楽曲により使いわけており様々な音楽ジャンルを奏でる器用さをもつ。
ギターソロでは速弾き等のテクニカルナプレイを聴かせてくれる。
Ba:犬神ジン
拍の長い落着きのあるプレイを徹底しており、バンドの和声の軸を担う。
インターネットやパソコン関係に詳しく、公式HPやファンクラブ「狂犬倶楽部」などの管理を行っている。
Dr:犬神明
リーダー。犬神サーカス団の大半の曲は彼の作詞・作曲である。所属事務所オフィス・キンメダイの代表。
ドラム講師でもあり、教え子の中には元メトロノームのユウイチロー等がいる。素早いロールを活かしたフィルが特に個性的。
1.殺したい女(メロディアス:2、攻撃性:3、V系世界観:3)
いわゆる「ぶりっこ」を批判したブラックな歌。メロディから外れた語りやイントネーション等凶子さん(Vo)の個性があらわれている。速弾きを駆使したギターソロも魅力的。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=alH_KLMFKug
収録アルバム:「スケ番ロック」
2.花嫁(メロディアス:3、攻撃性:3、V系世界観:3)
疾走感のある演奏に載せてダークな恋愛を歌った曲。歌詞が怖過ぎるストーカーハードロック。美味しいリフやフレーズが満載。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=OGV82Bn6y3Q
収録アルバム:怪談!首つりの森、グレイテスト・ヒッツ
3.鎮魂歌(メロディアス:4、攻撃性:2、V系世界観:4)
当バンドのバラード代表曲。歌詞はダークだが、息を飲む程美しいサビメロや抒情的なリードギター等のセンスが光っている名曲。
PV動画: http://www.nicovideo.jp/watch/sm3267626?via=thumb_watch
収録アルバム:グレイテスト・ヒッツ
4.命みぢかし恋せよ人類!(メロディアス:4、攻撃性:3、V系世界観:2)
待望のメジャーデビューシングル。メロディック・ハードコアっぽく、他の犬神サーカス団の曲より聞きやすい。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=5nwFdC1zO_I
収録アルバム:グレイテスト・ヒッツ
5.洗脳(メロディアス:3、攻撃性:3、V系世界観:4)
インディーズ期の代表曲。京子さん(Vo)は恐怖心を煽るが、曲の内容は日常的な内容をモチーフにした馴染みやすい歌詞であり、サウンドも歌謡曲を彷彿させるなつかしさがある。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=e82yjGp608E
収録アルバム:神の犬、グレイテスト・ヒッツ