ROUAGE

コンセプト:月
タグ:V系世界観耽美低音系Vo力強い歌声

 元祖正統派ヴィジュアル系とも称され、コンセプトである月や夜を世界観にした楽曲が多く硬派で中世的である。 V系にしては低音が良く響く歌声が印象に残る。 演奏面では、ROUAGE独自の飛び抜けたツインギターアンサンブルと骨太なロックサウンドを展開するリズム隊との駆け引きが非常に個性的である。 Laputaと同期であり、共に名古屋系として親しまれた。


Vo:KAZUSHI
 綺麗な黒髪がトレードマークの硬派なボーカリスト、 憧れの歌手は以外にもアイリッシュ・ケルト系アーティストenyaさんと語っている。 良く響く低音を活かした歌唱を得意とし当時のV系では珍しくファルセットもほとんど使っていない。 映像ではとかく硬派に見えるがライブでは観客を盛り上げようと熱い姿勢、熱いMCでステージに臨んでいた。

Gt:RIKA
 バンドの中心的存在。バンドメンバーの紹介ではボーカルの次に紹介こそされているが、 本人はギターソロにあまり執着を見せずイントロのリフやカッティングへの関心が強い。 インタビューでは「この曲はトータルとしてどうだ」と捉える姿勢を重視していると語っている。 ソロをあまり弾かないにも関わらずライブでの存在感は際立ったものであり、 特にキレのあるカッティング奏法は非常に存在感がある。ライブパフォーマンスも派手で風変わりなギターヒーローとしてその風格を示していた。

Gt:RAYZI
 「ギターに触らない日はない」と語る練習熱心なギタリスト。 上記のRIKAさんとは対照的にメロディ・ギターを好み多くのギターソロはRAYZIさんが担当している。 これはROUAGE結成の大きな要因であり異なる嗜好の二人がツインギターを組んだら面白い事になるのではと意気投合したとの事である。 ギターソロ以外でも、主旋律に絡む単音フレーズやアルペジオ奏法を得意としており、RIKAさんと共に唯一無二のROUAGEサウンドを作り上げた。

Ba:YUKI
 ハードロックやロックンロールが好みの音楽ジャンルであり、自身のフレーズもグルーヴィなものが多く、 それがYUKIさんの持ち味といえる。本人もROUAGEのツインギターを「視覚的」と語っており、 その分リズム隊がしっかりとしなければと意識して楽曲に参加していたそうである。始めはV系のジャンルにとまどいこそしたものの、 結局は自分の好きなようにやっていくのが一番だと悟ったとの事。

Dr:SHONO
 クラスのかわいい女の子が「ドラムが好き」と言っていたためドラマーになったとの事。 しかし結局結ばれる事はなくバンドに専念する事になった。 自身でも硬い性格と認めていてバンドマンに彼女がいてはならないという考え方をしている。 サウンドはYUKI(Ba)と共にハードロックのアプローチが得意であり、 奇抜なツインギターサウンドとの対比を意識して聴いてみると当バンドの魅力がより伝わるはずである。 ROUAGEのリズムをしっかり支えるためにYUKIさん(Ba)二人で夜通しで練習する事も多々あったという。

(Ba:KAIKI):メジャーデビュー前に脱退している。


おすすめ曲TOP5

1.QUEEN(メロディアス:4、攻撃性:3、V系世界観:5)
 メジャーデビューシングル。当曲も月のキーワードが用いられており、歌詞には「求める度離れていく何かを映した月はこんな顔で僕を観てた」とある。RIKAさん(Gt)がバンドのマンネリを懸念し、RAYZIさん(Gt)と共にツインリードを弾いているがこれが非常にかっこいい。RAYZIさんのソロフレーズはサビのメロディをもじったものであるがこれの使用方法が非常に匠である、序盤はイントロにて煌びやかにそのフレーズを演奏し、終盤では歌とシンクロして弾いて楽曲を大いに盛り上げる。RIKAさんのカッティングのキレの良さ、硬質なベースサウンド(特にBメロが素晴らしい)、緩急自在なドラム(特にAメロ)等、ROUAGEの魅力が詰まった一曲。、初期音源と後期音源があり雰囲気も大分違うので是非聴き比べてみて頂きたい。
 PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=VkjgTlD-O1E
 LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=PeTk8WRpOIU
 収録アルバム:「BIBLE、カルチャー(BEST)」 「Single Collection(BEST)」 「NK AUG.26.2000(LIVE ALBUM)、スーパーヴァリュー(BEST)」


2.Cry fro the moon(メロディアス:5、攻撃性:3、V系世界観:5)
 ライブの定番曲。絶妙なコンビネーションを見せるツインギターにあくまでハードロック姿勢を突き進むリズム隊。そこにKAZUSHIさんの歌声が加えられた正真正銘のROUAGEサウンド。サビメロ後のKAZUSHIさんの熱い叫びは一聴の価値あり。
 PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=00loBeCYVxE
 LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=WMo4ufi2-MM
 収録アルバム:「312604806-」 「カルチャー(BEST-当音源のみLIVE Ver)」 「Single Collection(BEST」
          「NK AUG.26.2000(LIVE ALBUM)」 「スーパーヴァリュー(BEST)」


3.白い闇(メロディアス:5、攻撃性:2、V系世界観:5)
 3rdシングル曲。心が洗われるかのような美しいイントロから始まり、激しくも繊細なROUAGEサウンドへと展開していく。KAZUSHIさんの響きある歌声が印象的。当曲において特筆すべきはAメロ、当曲でも楽曲のアクセントとなるRIKAさん(Gt)のカッティングとボーカルに絡んでいくRAYZIさんのアルペジオフレーズがなんともROUAGEらしい。
 PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=KwGTaLNnGa8
 LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=M19NoMxr7ZI
 収録アルバム:「MIND」 「カルチャー(BEST)」 「Single Collection(BEST)」 「スーパーヴァリュー(BEST)」


4.Jesus phobia(メロディアス:3、攻撃性:2、V系世界観:5)
 RAYZIさんの付点八分ディレイが夜空に舞う星々を表現しているかのような幻想的な雰囲気を醸している。そこへ月明かりのように差し込むRIKAさんのカッティングサウンド。ギター隊は奇抜な演奏こそしているものの、当曲でもリズム隊がしっかりとロックとしてのボトムを保っている。歌詞は少し暗く儚い雰囲気で「明日、目が覚めませんように…繰り返す毎日に祈り続けた夜…」で始まる。
 収録アルバム:「BIBLE」


5.月の素顔(メロディアス:4、攻撃性:2、V系世界観:5)
 4thシングル曲。独自の世界観をメロディアスに歌い上げた正統派ヴィジュアル系の名にふさわしい曲。RIKAさんの伸びやかなメロディギターを存分に楽しむことができる。オーケストラヴァージョンはテンポ(BPM)が下げられており、より幻想的で奥深い雰囲気に仕上がっている。
 PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=7rZyhyJ0iLc
 LIVE動画: http://www.nicovideo.jp/watch/sm16665489
 収録アルバム:「MIND」 「カルチャー(BEST-当曲のみオーケストラアレンジ-)」 「Single Collection(BEST)」 「スーパーヴァリュー(BEST)」



アルバム一覧(リリース順)

おすすめ:「BIBLE(名盤)」 「カルチャー(ベスト)」「Single Collection(ベスト)」 「スーパーヴァリュー(ベスト)」



LIVE DVD 一覧(リリース順)

おすすめ:「NK AUG.26.2000」



PV 一覧(リリース順)


バンドスコア 一覧(リリース順)



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