結成当初はcali≠gariの主宰するレーベル「密室ノイローゼ」に所属しており、所謂「密室系」と呼ばれるジャンルに属していた。 音楽性としては、昭和の歌謡曲メロディに、メタルの重厚さと激しさを取り入れ、社会風刺や負の感情をテーマとした赤裸々で陰鬱な歌詞を載せたものが多かった。 しかしアルバム『鵬翼』からはポップな曲やバラードも増えシングル「ファズ」以降はエレクトロニカを取り入れるなど、非常に多彩な音楽性を展開している。 近年はアルバムごとに民族音楽やダンスミュージックなど、音楽性の主軸を変化させることが多い。
Vo:逹瑯
身長は182cmとメンバー内で最も長身であり、ライブでは常に手を振ったりして動きながら歌う。
ハスキーな歌い方が特徴であるが、喉はそれほど強くないらしい。本人曰く「ファルセットが苦手」。
また、声質が低く、インタビュー時に他のメンバーから「『終止符』とかは逹瑯が歌ってるからああ聴こえるけど、
実際歌ってみるとキー(の高さ)がエグい」と言われた。
Gt:ミヤ
使用ギターは初期はギブソンのレスポール、フェンダーのストラトキャスターが多い。
プレイスタイルとしてはカッティングやアルペジオを多用し、ギターソロを弾くことはあまりない。
本人曰く「ソロというより間奏として考えて曲を作っている」とのこと。
しかしL'Arc en Cielのkenに
「もっとソロを弾けばいいのに」と進言されてからはソロを取り入れることが多くなった。
自らを「速弾きが弾けないギタリスト」と称し、Xの「紅」や「BLUE
BLOOD」のギターソロが弾けずに挫折したという経験がある。
Ba:YUKKE
前ベースHIROの脱退後、幼馴染であったミヤの誘いでムックに加入。
友人からの遊びの誘いも断ってベースの練習に没頭していたという。プレイスタイルは指弾きが多い。
使用ベースはMOON等。5弦ベースを多用する。シングル曲「ファズ」や「フリージア」ではウッドベースも使用。
レーベル移籍後はSugiなどを使用している。
Dr:SATOち
メジャー以降は変則的なドラムプレイも多用している。
影響を受けたアーティストはジッタリンジンやTHE BLUE HEARTS等。
1.ママ(メロディアス:3、攻撃性:4、V系世界観:3)
親に捨てられた子の心境、それでも親を思い続ける純粋な幼心を歌っている。
ムックはメロディセンスのすばらしさ、演奏技術もさることながらやはり歌詞のセンスが秀逸。
ムックの魅力が詰まっている名曲。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=ix8AEYTMg3A
収録アルバム:「葬ラ謳」
2.娼婦(メロディアス:3、攻撃性4:、V系世界観:2)
記念すべきファーストシングル。メロディアスに疾走する正ロック統。 間奏で拍子が変わアコースティックパートに切り替わる等、こだわりぬいた編曲が魅力的。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=likRbIf9Pik
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=Vj5_lm4Zsc4
収録アルバム:「痛絶」 「WORST OF MUCC(ベスト)」
3.絶望(メロディアス:3、攻撃性:4、V系世界観:4)
曲も詩もダークかつヘヴィで普通にカッコイイ。PVもあるのでシングル的な扱いの楽曲。例によって重すぎな歌詞&ヘビー級のギターリフが押し寄せてくるので凄まじい。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=znYCs1FxdWE
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=m6hTSEoHaOs
収録アルバム:「葬ラ謳」 「WORST OF MUCC(ベスト)」
4.遺書(メロディアス:3、攻撃性:4、V系世界観:4)
マスメディアが人の苦しみを容易く「情報」へと置き換えてしまう事への疑問を激情と共に綴った、いかにもムックらしい歌詞の楽曲。ヘビなバッキングと軽快なカッティング奏法の対比もユニーク。
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=n3_1YrzDX8w
収録アルバム:「朽木の灯」
5.モノクロの景色(メロディアス:4、攻撃性:3、V系世界観:3)
キャッチャーでメロディアス。ムックの中では比較的に聴きやすい曲調である。哀愁漂う雰囲気が個性的、そして力強い歌唱が心に突き刺さる。
PV動画: http://www.youtube.com/watch?v=L1LT0wld_5U
LIVE動画: http://www.youtube.com/watch?v=h9m4nLyFKhQ
収録アルバム:「朽木の灯」